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肺魚って何?どんな魚?その驚きの生態と飼育方法までご紹介!


皆さん、「肺魚」って聞いたことありますか?鯛とかヒラメとかは知ってるけど、「肺魚」ってなかなか聞かないし、それって魚の名前?分類?っていう感じですよね。

そんな耳慣れない「肺魚」についてご紹介していきましょう。

そもそも名前に「肺」って?水中にいてえら呼吸だから肺って持ってないよね?と思った方も多いと思いますが、実はこの「肺魚」、魚類ではあるのですが肺呼吸をするという、とっても珍しい魚なんです。

「肺魚」は他の魚と同じようにえらも持っていますが、成長するにしたがって肺が発達して大人になる頃には呼吸はほぼ肺でする、という変わった生態を持っています。だから数時間ごとに呼吸の為に水面に上がってくるんですよ!息継ぎですね!

その姿は1億5000年以上変わってないと言われ、シーラカンスと同じ古代魚です。これが本当なら「肺魚」はジュラ紀、そう!恐竜たちが生きていたあのジュラ紀からいることになりますが、「肺魚」にはいろいろな種類がいるので、一般的には「肺魚」は恐竜よりも前のデボン紀からいるのではないかと言われています。ロマンがありますね。

特徴的な驚きのその生態と生息地域は?どこにいるの?

魚類なのに肺呼吸する、ということはご紹介した通りですが、「肺魚」の他の特徴として水が干上がる乾季になると土に潜って乾季をしのぐ「夏眠」をすること特徴の1つです。

中には、その土の中で自分の粘膜でカプセルを作りその中で夏眠する「肺魚」も存在します。夏眠中でも「肺魚」は生きているので、乾季が過ぎて水に触れると再び目覚めます。こういった乾季をやり過ごす、という生態も「肺魚」が昔の姿を保ったまま生き残ることができた秘密の1つと言えるでしょう。

続いて、「肺魚」の生息地域ですが、雨季と乾季がある地域に生息していることがわかっています。現在はオーストラリア、アフリカ、南米に6種類の「肺魚」が確認されています。

ご説明した通り、湿地などの水の或るところ、そして干上がってしまう所で生活していますが、中には湖のような水が豊富にある場所や雨季だけ水没する平原に住んでいる「肺魚」もいます。これも水がなくなれば「夏眠」してしのぐ、という能力のおかげですね。

田んぼや畑を耕したら「肺魚」が出てきた!ということもあるみたいですよ。雨季も終わってさて耕すか!と耕したら「肺魚」が出てきたらびっくりしますよね!でも、じゃあ耕されて出てきてしまった「肺魚」はどこに行くの?

そもそもどこから畑に流れ込んできたのか?おそらく雨季、乾季がある地域ではスコールのような雨が頻繁に降って川が氾濫することがあるので、その時の水の流れに乗って流れ込んだのでしょう。

肺魚の種類


では、6種類いる「肺魚」ですがどんな種類がいるのでしょうか。
オーストラリア、南米にそれぞれ1種類、アフリカに4種類生息が確認されています。
それぞれについて簡単にご紹介していきましょう。

〇オーストラリアに生息

ネオケラトドゥス・フォルステリ
北東部に生息していて、全長は約1.5mの褐色の肺魚です。この肺魚はワシントン条約で保護されています。他の肺魚類に比べて穏やかな性質で縄張り意識は低めです。

〇アフリカに生息

プロトプテルス・アネクテンス
サブサハラの広域に生息し、全長80cm の肺魚。

プロトプテルス・エチオピクス
アフリカの熱帯亜熱帯地域に生息し、全長は1.5m~2mの比較的大きな「肺魚」。
かつてはヴィクトリア湖に大量に生息していたといわれるが、その後の環境変化により生息数の減少やサイズの減少が発生した。

プロトプテルス・アンフィビウス
東アフリカに生息し全長60cmの最も小さい「肺魚」。動画短いこと、また他の肺魚は成長につれて鰓が目立たなくなるのに対して、この「肺魚」は成長しても外鰓の痕跡が比較的わかりやすく残っている。

プロトプテルス・ドロイ
コンゴで最初に発見された、コンゴ川の流域などに生息し、全長は1m以上で同様の「肺魚」の中では最も胴が細長いのが特徴。

〇南米に生息

レピドシレン・パラドクサ
南アメリカのアマゾン川流域やラプラタ川流域に生息していて、全長は60cm-90cm程で灰色の「肺魚」。

肺魚を飼ってみる?

「肺魚」は魚なのに鰓ではなくて肺呼吸、水の中と土の中に住むことができて、水がなくなると土に潜って夏眠。そして実は恐竜よりも昔からその姿を変えていない古代魚。

不思議すぎる生態を持つ「肺魚」、ちょっと興味が出ませんか?そんなレアな古代魚だったら天然記念物、とかで保護されていて簡単には見られないんじゃないの?と思いますよね?でも、実は「肺魚」は家庭でも飼育することができるんです。もちろん飼育できるとは言っても希少な魚であることは変わりないのでお値段はそれなりです。

「肺魚」飼育で気を付けるべきことの1つ目は「水温」です。「肺魚」はご紹介した通り、暖かい地域に生息していますので水温も比較的高めにしなくてはいけません。

2つ目は空間です。「肺魚」は元気いっぱい飛び出すことがあるので、水槽には蓋を付けてさらに重石をのせておく必要があります。

そして、その蓋と水槽の中の空間も工夫が必要です。「肺魚」は肺呼吸ですので蓋と水面の間に自ら出てきて呼吸できるような空間を作っておく必要があります。
やっぱりなんとも不思議な魚ですね。魚が息継ぎをしに水面から出てくる姿、私も見てみたいです。

そして最後は水質です。これはどんな魚を飼うにも大事なことなのですが、「肺魚」は古代魚なので、品種改良されているわけではありません。だから一度体調を大きく崩すと回復の見込みはほぼありませんので気を付けてくださいね。

いかがでしょうか?「肺魚」って初めて聞いた人も多いのではないでしょうか?そして知れば知るほど謎が多くてちょっと見てみたい、ちょっと飼ってみたいと思いませんでしたか?飼わなくても「肺魚」を水族館やペットショップにチラっと覗きに行ってはいかがでしょう。そしてお友達や子供にドヤ顔で「肺魚」について語れば、尊敬のまなざしで見られること間違いなしです。

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