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タラバガニはヤドカリの仲間って本当!?カニとの違いとは

投稿日:2019年1月21日 更新日:

お祝いなど、特別な時に食べるもののひとつとして、カニが挙げられます。

「今日はカニを食べに行こう」なんてことになったら、とてもワクワクしますよね!集中するあまり、黙々と身をほぐしていく…というのもまた、楽しいものです。

そしてカニにも色々な種類がいますが、今回は、太い脚にぎっしりと身が詰まっていて、食べごたえもあり見た目にも豪華な「タラバガニ」についてご紹介していきます!

カニの生態や特徴は?

「カニ」といえば何をイメージしますか?はさみや横歩き(カニ歩き)、泡をふく…など色々ありますよね。さて、カニの生態や特徴はどんなものなのでしょうか?

カニは、箱型の頭胸部に脚が5対あり、そのうち一番前の1対がはさみになっています。飛び出た目は横に倒して収納できるようになっています。便利ですね!

はさみは食事や威嚇に使われていますが、片方のはさみだけが大きくなる種類の場合、大きいほうは求愛行動、小さい方は食事用です。テレビなどで、カニの求愛行動を見たことはありませんか?一生懸命はさみを振っていて可愛らしいですよね。きっとカニ自身は必死なのでしょうけど…。

呼吸は魚と同じく、エラでします。海水、淡水、汽水など、カニは色々な水域にみられ、深い巣穴を掘って生活する種類が多いと言われます。

食用とされる種類は多いですが、有名なのはズワイガニ、毛ガニ、モズクガニ、ワタリガニなどでしょうか。大きさ色々、食べ方も色々ですね!

そもそもヤドカリってどんな生き物?

ヤドカリは、巻き貝の中に入っていて少し臆病…というイメージがありますよね。その貝の中はどうなっているのでしょうか?

ヤドカリの体は頭胸部と腹部に分かれています。脚は5対あり、カニと同じく一番前の1対ははさみになっています。しかしヤドカリの場合、そのはさみの大きさは左右非対称なのが普通。大きい方のはさみは、貝の中に隠れた時に、入り口に蓋をする役割があります。

後ろの方、4脚と5脚は貝殻を安定させて脱げないようにするために短くなっています。サスペンダーのようなものでしょうか?
多くの種類が海水に住んでいますが、汽水域に生息するものもいます。

殻には巻き貝を使う種類がほとんどですが、死んでしまったサンゴを使ったり、二枚貝を使うヤドカリも!共生しているイソギンチャクが作った殻に入って生活する種類もいます。殻そのものにはあまりこだわりがないのかも…?

あんなにおいしいのに…カニじゃなかったタラバガニ

さて、実はヤドカリの仲間だとされるタラバガニ。見た目はほとんどカニですが、他のカニとの違いはどこにあるのでしょうか。

脚を広げれば1m ほどにもなる大きなタラバガニ。脚は5対あり、一番前の1対がはさみになっています。右のはさみの方が大きいのが普通です。大きい脚ははさみを入れて4対。最後の1対は小さく、体の中(鰓室)に差し込まれていて、エラの掃除をする役割があります。

たしかヤドカリも、後ろの方の脚は小さくて殻の中に入っていましたよね。

「タラバガニは脚が4対しかないからヤドカリの仲間」だと言われることもありますが、しっかり5対あるものの、普段は見えないようになっている…ということなのでした。

また、メスのお腹の部分が左右非対称で、それはヤドカリ類の特徴と一致すると言われています。他にも、カニは横移動をするのに対しタラバガニは縦方向にも動けるなど、ヤドカリの特徴と一致しますね。

お顔も、カニよりヤドカリ似だと言われます。比べる機会があったら、ぜひじっくりと観察してみてくださいね!

もしかして他にもいる?ヤドカリの仲間の「カニ」

タラバガニが、実はヤドカリなのにカニのような姿になっている…ということは、他にも「カニ」に見える「ヤドカリ」がいるのではないか!?

と調べてみると、やはりいました!

それは、北海道・根室産が有名な「花咲ガニ」と、タラバガニより少し小さめながら、見た目がよく似ている「アブラガニ」でした。アブラガニは以前、「偽タラバガニ」として有名になってしまったことがありましたね。充分おいしいのですが…少し残念ですね。

どちらもタラバガニ科の仲間で、見た目はカニにそっくりです!

ということはヤドカリも食べられる?

タラバガニって、おいしいですよね。でもヤドカリなのです。

ということは、見た目がそのままヤドカリの種類だって、おいしく食べられるのでは?調べると、昔の日本では大型のヤドカリをタンパク源としていたことがわかりました。

また、今でも三重県や島根県ではその文化が残っており、ヤドカリが食用として流通することがあります。
関東では神奈川県の城ヶ島で、オニヤドカリなどの大型のヤドカリ数種類をまとめて「アマガニ」と呼び、町おこしの材料としています。このアマガニという名前は、「食べた後に水を飲むと甘く感じる」からだとか。

おいしいヤドカリ料理を味わってみたい方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

さて、ここまでをまとめると…

1. カニは色々な水域に生息していて、食用にされるものも多い

2. ヤドカリの後ろ脚は小さくなり、殻を保持している。二枚貝を使うヤドカリもいる!

3. タラバガニの見た目はほとんどカニだが、色々な部分にヤドカリの特徴が見られる

4. 花咲ガニやアブラガニなど、他のタラバガニ科もカニのようなヤドカリ!

5. ヤドカリもおいしく食べられる。大型の種類がおすすめ!

カニもヤドカリも同じ甲殻類の仲間。似ている部分があってもおかしくはないのですが、タラバガニのように見た目はほとんどカニと同じ、というのも不思議ですよね。
また、おいしいヤドカリもいることがわかったので、もし機会があればぜひ挑戦してみてください!

それが「アマガニ」だった場合、食べた後に水を飲むのもお忘れなく!

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