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フナは金魚のご先祖様?特徴と違いは?

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金魚はお好きですか?昔から様々な姿で私達を楽しませてくれている金魚。近年はアートアクアリウムなども人気ですよね。

そんな金魚も辿れば元々はフナだったと言われますが、ではフナと金魚の違いというのは、具体的には何なのでしょうか。

ここではそんなフナと金魚、それぞれの特徴と違い、種類などについてご紹介します。あなたも飼ってみたくなるかも?

フナってどんな魚?

まずは金魚のご先祖様、「フナ」について。

フナはコイ科の魚で、ユーラシア大陸に広く分布する淡水魚です。ひげのないコイのような見た目ですが、コイに比べると体高が高く、頭も大きいのが特徴。

フナと言えば「鮒寿司」が有名ですが、平安時代中期にはすでに食べられていたという記録も。昔から愛されてきた魚のひとつです。

そんなフナは分類が難しいとされる魚のひとつですが、いくつか種類をご紹介します。

・ギンブナ

 日本全域でみられるフナで、全長約30cm。ほとんどがメスで、クローン増殖することで有名。

・ゲンゴロウブナ

 琵琶湖固有の種で、姿は円盤型に近い。全長40cmほどで、この種を品種改良したものが釣りで人気の「ヘラブナ」。

・ニゴロブナ

 こちらも琵琶湖固有の種。鮒寿司の材料になることで有名。全長約30cm。

・ギベリオブナ

 東アジア温帯域原産の種で、全長約40cm。通常、銀白色の体をしているが、金色や緋色(黄みの赤)になることも。この種こそが金魚の祖先!どうやって変化していったのかは後ほどご説明します。

金魚の特徴と種類!

さて、金魚は元々は中国原産で、フナが突然変異した「ヒブナ」を交配させていき生まれた、観賞用の魚です。10年~15年ほど生きると言われています。和金をはじめ、色々と品種改良が進められて本当にたくさんの種類がいますよね。

全てはご紹介しきれませんが、有名なものをピックアップしていきます。

・和金

 金魚の中では最もフナに近い姿で、金魚すくいなどでもよく見られる和金。入手もしやすいですし、他の種類と比べてもかなり丈夫なので飼いやすい金魚と言えます。ヒブナの突然変異体を交配させて作られた種類です。
 名前は「和」金ですが、実は中国原産。江戸時代ころから輸入されるようになった他の種類と区別するため、そう呼ばれるようになったとか。

・琉金

 金魚といえば琉金、そう思われる方も少なくないはず。丸みを帯びた姿と長い尾びれが美しいこの種類は、沖縄(琉球国)を経て日本に輸入されたため、そう呼ばれるようになりました。和金の突然変異体を交配させて作られた種類です。
 和金に次いで丈夫だとされます。ゆったりと泳ぐ姿が愛らしいですよね。

・出目金

 体の形は琉金型ながら、目が大きく横に飛び出しているのが特徴の出目金。まさに名前のとおりですね。金魚すくいの水槽で、和金たちに混じって泳いでいることも。琉金の突然変異体を交配させて作られた種類ですが、元々は病的な要因による突然変異でした。
 目があまり良くないため、飼う際は気をつける必要があります。

・らんちゅう

  金魚の王様、泳ぐ宝石などとも言われるらんちゅう。愛好家からの人気も高く、他の種類と一桁違う値で取引されることもしばしば。そんならんちゅうですが、背びれがなく、発達した肉瑠が特徴。たどたどしい泳ぎ方が可愛らしいですが、体が弱く飼育が難しいとされています。

ヒブナって何?

さて、金魚の種類をご紹介する中で、突然「ヒブナ」の名前が出てきました。一体何者なのでしょうか。

「ヒブナ」とはフナの突然変異体で、黒い色素がなくなったためにオレンジ~黄色になったものをいいます。その中の、「ギベリオブナ」が突然変異をおこしたヒブナが更に突然変異をおこし、金魚になっていったのだということが2008年にわかっています。

金魚はかなり古くから愛されてきたにも関わらず、ご先祖様がわかったのは思いの外最近なのですね。

フナと金魚の違いはどこ?

突然変異から人為的に作られてきた金魚ですが、元々のフナとの違いはどこにあるのでしょうか。もちろん色は違いますが、では金魚とヒブナの違いは?

答えは、「人の手が加えられているか」どうか、というところです。鮮やかで一見、和金のようにも見える「ヒブナ」は改良されておらず野生にも存在します。逆に、ヒブナに一番近い姿の「和金」は、どれだけ姿が似ていても、人の手による改良を重ねられた金魚ですし、野生には存在しません。
見分け方などではありませんが、フナと金魚を区別する際、一番大切なのはここなのです。

まとめ

遡ること室町時代中期から愛されてきた金魚と、その祖先であるフナの特徴、それぞれの違いをまとめるとこうなります。

1. フナはユーラシア大陸で広くみられる淡水魚。鮒寿司なども有名

2. 金魚は和金→琉金→その他の種類…というように、突然変異体の人為的選択で色々な種類が生み出されていった

3. 金魚の直接の祖先はフナの突然変異体「ヒブナ」。更にヒブナが突然変異したものが金魚になった

4. フナと金魚の違いは、「色」と「人の手が加えられているか」の二点

フナを祖先にもつ金魚は人為的に生み出された観賞魚ですが、その美しさで多くの人を魅了しています。また、野生のヒブナも国内で見ることができるため、機会があればぜひ見比べてみてくださいね。

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