アクア生活

魚介類を中心にしたまとめサイト。~豆知識から水族館まで~

料理 雑学・豆知識

イカの数え方、「1匹」と「1杯」どちらが正しいの?

投稿日:2019年3月10日 更新日:

イカを知らない人ってほとんどいないんじゃないでしょうか?最近ではイカが主役のゲームも流行っていますよね。ちょっと昔にはイカが主役の『侵略!イカ娘』というアニメが放映されていたことも。

イカは世界の海に650~680種類いるといわれています。そのうち日本の近海には約170種が見られます。

ケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ…食卓に並ぶものだけでもどんどん名前をあげることができます。そんなメジャーな存在のイカですが、「数え方は?」と言われるとなんだか自信がなくなってきませんか?

一匹(いっぴき)と数えていいの?一杯(いっぱい)とも数えられますねこのふたつ、いったいどちらが正しいのでしょうか?

今回はイカの数え方についてご説明します。

イカの数え方の正解は…なんと「どちらも正しい」です!

結論からいうとどちらも正しい数え方です。

「1匹」と数えるのはイカが海で泳いでいるとき、生き物として扱う場合に使います。そして「1杯」は海からあがった状態、中でも食材として市場に出回っているイカの場合の数え方とされています。

なので水族館で泳いでいるイカを指して「イカが一杯泳いでいる」という表現は正しくありません。

でもどうしてイカを数えるときに「杯」を使うのでしょうか?「杯」という漢字はふっくらとふくらんだ形の器のことを表します。イカの胴体がそれに似ているところからそのように呼ばれるようになりました。

日本の伝統的な水産加工品、イカ徳利(とっくり)をご存知ですか?イカの胴を徳利の形に加工し乾燥させたものなのですが、それが頭にあるとイカと「一杯」という数え方が繋がるかもしれません。

ちなみにタコやカニも1杯、2杯…と数えられます。どちらも体の形で器をイメージできる生き物ですね。

「1杯」というようになったのは「1貝(いちばい)」から?

イカの胴体がふくらんだ形の器に似ているから「杯」をつけることになったと説明しましたが、こういう説もあるんです。イカやタコは軟体動物の仲間、そして貝類も同じ軟体動物に属します。同じ軟体動物に属する「貝」にちなんで昔はイカの数え方を「貝(ばい)」とし、それを読みやすく「杯(はい)」に変えたというものです。

あまり知られていませんが、イカやタコの中には貝殻をもつものが数種類存在します。大きな貝殻とたくさんある触手が特徴的なオウムガイは実は貝ではなくイカの仲間なんですよ。

なるほど、そうだったのか!と思いましたが、肝心の貝の数え方は「1個」「1枚」「1匹」です。「貝(かい)」や「貝(ばい)」をつけられることもあるようですがあまり聞いたことがありません。

そして同じように「1杯」と数えるカニは軟体動物ではなく節足動物に属します。ということは「貝(ばい)から杯(はい)説」はあまり有力な情報ではないような気がしますね。

バリエーション豊かなイカの数え方

実は他にもイカの数え方があります。2匹以上のイカが同時に釣れたときはまとめて「1荷(いっか)」と数えます。イカがスルメになるとペラペラの見た目のとおり「1枚」と数えますし、お寿司になると「1貫」、スーパーでは「1パック」…まあこれを言い出したらキリがないですが。

食材として扱う場合は「1本」と数えることもあります。あまり聞いたことがないので、実際にいくつかレシピを見てみましたが材料としてイカが1本、2本…と数えているものは見つけることができませんでした。

レシピの表示で多かったのは「杯」と「g(グラム)」です。グラムという単位が多いのはちょっと意外。一杯に満たない量を使うときなどに使われているようです。

知っていると便利なイカ知識!

食卓によく登場するイカですが、美味しいイカの選び方はご存知ですか?イカは鮮度が命の食材です。

生のイカを選ぶときは濃い茶色のものを選びましょう。身に透明感とハリがあるものがオススメです。吸盤の形がきれいなものも新鮮なしるしです。

イカは冷凍しても劣化しにくい食材といわれています。スーパーでお買い得商品を見つけたときは迷わずゲットしましょう。

保存に困った時は冷凍がオススメです。保存期間を長くするだけではなく、冷凍することによって細胞が壊れて柔らかくなるともいわれています。

煮物にしたり炒めたりするときはあらかじめ使いたい大きさに切っておけば冷凍のまま使用することもできます。ですが炒めるときは油はねに十分注意してくださいね。

まとめ

身近な存在のイカですが、意外と知らないことも多かったような気がします。

1. イカの数え方は「一匹」と「一杯」、どちらも正しい

2. 「一杯」という数え方はイカの体の形が由来している

3. 「一杯」の由来は「一貝」からという説もあるが有力な情報ではなさそう

4. 実はイカにはたくさんの数え方があった

5. イカは鮮度が命!でも冷凍保存をしても劣化しにくい食材

新たな情報を得て、今までよりもさらに身近に感じるようになったのではないでしょうか。

-料理, 雑学・豆知識

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

実はサメではなかった!チョウザメの生態とその卵、キャビアのお話

世界の三大珍味と言えばキャビア・トリュフ・フォアグラですよね。 どれも高級でなかなかお目にかかる機会が少ない食材です。 その中のひとつ、「海の宝石」ともよばれるキャビアはチョウザメの卵の塩漬けのことを …

ウニとミョウバンの切っても切れない関係とは?意外な使い方を分かりやすく解説!

「ウニ」、美味しいですね。あの濃厚なトロっとした独特の味にファンも多いかと思いますが、クセがあるのでもしかしたら苦手な人もいるかもしれません。 でもどちらにせよ、ウニのないお寿司屋さんなんて想像できま …

日本人はエビが大好き。でもそのエビが養殖・輸入されているって知っていましたか?

エビをつかった料理といえば、お寿司にエビフライ、エビチリ、シーフードパスタ、海鮮丼など、たくさんのメニューが浮かんできます。私は天丼が大好きでエビ天の本数が増えれば増えるほどテンションがあがるのですが …

「えんがわ」っていう魚はいない?人気の寿司ネタの正体を大解剖!

「えんがわ」が好きな人って結構多いですよね?人気の寿司ネタランキング等でも割と上位に入っていることが多い人気の寿司ネタの1つです。 私がえんがわを寿司ネタとして食べたのは20歳頃でした。一緒に行った先 …

猛毒注意の「カツオノエボシ」実は○○の群体だった…!

「電気クラゲ」という呼び名を聞いたことがありますか? そう呼ばれるクラゲはいくつかいますが、その筆頭がカツオノエボシ。 透き通った浮袋と青い触手がなんとも美しいですが、その実、猛毒を持っています。 そ …