突然ですが、あなたは自分で「魚」をさばけますか?
お店によっては、切り身で買うよりも1匹丸々買った方が値段も安かったりするので、1匹買いたいなと思っても、自分ではさばけないし、店員さんにわざわざお願いするのもな、と躊躇したりあきらめた経験はありませんか?
ほとんどのスーパーでは店員さんに、1匹丸々の魚を「お刺身にしてください」とか「フライ用にしてください」とお願いすれば普通に対応してくれますが、忙しそうな店員さんに声をかけるのもなかなか難しいですよね。
そんな時、「あぁ、自分で魚がさばけたらなぁ」と思ったりもします。
あと、丸々の魚をさばくところから料理ができたら、達成感もいつも以上に感じることができそうです。
とはいえ、魚をさばくといったらなんだか特別な技術が必要なのかなとか、難しそうな感じがしますよね。
でも、いったんコツさえつかんでしまえば料理のレパートリーも広がりそうだし、何よりお得にお魚料理を家で食べることができそうです。
彼氏や彼女に、自分でさばいた魚で手料理をふるまったら尊敬されて、惚れ直されるかもしれませんよ。
そんな楽しいことを実現するためにもせっかくなら、自分で魚をさばけるようになっておきましょう!
今回はお魚のさばき方のコツを伝授しちゃいます!
魚をさばく時の基本は!?まずはちゃんとした包丁を!
さて、いざ自分でさばくとなった時に、事前準備はどんなことをしたらいいのでしょうか?
まずはしっかりとした包丁を用意しましょう。
最近は家に包丁が1種類しかない、というお家も珍しくありません。
でも、実家やおばあちゃんの家には色々なタイプの包丁がありませんでしたか?
魚をさばくには、出刃包丁があればより良いですが、一般家庭にある文化包丁(別名三徳包丁とも言います)でも大丈夫です。
でも普通の文化包丁だと、身が分厚くて弾力のある魚はさばきづらいので注意が必要です。
では魚のさばき方のご説明に入っていきましょう。
三枚おろしとは、魚を左右の身と中骨の3パーツに分けて切り分ける方法で、一部を除き、ほとんどの魚で使える便利な方法なのでマスターしておいて損はありません。
魚のさばき方と自宅でさばける魚ってどんなものがある!?
では、三枚おろしの方法についてご説明いたしましょう。
1.鱗を取る
魚の中にはとても硬い鱗の魚がいますので、まず鱗取りから始めましょう。包丁の背で鱗を生えているのと逆向きにこすると鱗をはがすことができます。
この時に鱗が飛び散らないように魚を丸ごとビニール袋などに入れてその中でするのがよいでしょう。
2.頭を落としてお腹を開く
次に頭を落とします。えらに包丁を入れて腹ビレに沿って斜めに切っていきます。左右同じことをすると頭を外すことができます。
頭を取ることができたら、今度は包丁を魚のお尻の方から頭の方に、骨に沿って入れていきます。
あまり深く入れすぎると内臓が切れてしまって、魚全体に生臭い臭いがうつってしまうので、気を付けてくださいね。
お腹を開くことができたら、しっかり内臓を取り除いて洗っておいてください。
3.背中とお腹を開く
さて、ここからがイメージする三枚おろしの始まりです。背中側から行きましょう。
背ビレに沿うように包丁を入れて中骨に当たったら、そこを滑らせるようにそっと開いていきましょう。
一回でガッと中骨まで包丁を入れてしまわないようにゆっくりゆっくりするのがポイントです。
背中側が終わったら、お腹側も同様に開きましょう
4.身を切り離す
背中側もお腹側も中骨のところまで半分は切ることができていますから、再び背中側から包丁を入れて、残りの半分を切り離しましょう。
同じように反対の身も切り離せれば三枚おろしの完成です。
では、実際にチャレンジする時に、簡単にさばくことのできる魚って何があるのでしょうか。
おなじみの魚だと、「アジ・サバ・タイ・サンマ」などでしょうか。
特に季節もののサンマは、自分でさばくことができれば、大量に仕入れて冷凍しておけばいろいろな調理方法で楽しめそうですね。
個人的には、塩焼用にそのままのもの、煮込み用にぶつ切りにしたもの、大葉等を一緒に巻いてフライにする用の三枚おろし、等いろいろなパターンで下ごしらえしておきたいな、と思います。
まとめ
2.うまくさばくには包丁選びも大事。文化包丁でもさばけるけど、できれば出刃包丁がおすすめ。
3.三枚おろしの手順をご説明しました。そして自宅でさばける魚は「アジ・サバ・タイ・サンマ」等の食卓の常連たち。下ごしらえさえしておけば料理の幅が広がって長く楽しめそうです。
私自身、魚をさばいたことはありませんし、魚売り場で意外と1匹で買った方がお得じゃん!と何度も思いながら、いつも切り身を買っていました。
でも、やっぱり三枚おろしくらいはできた方がいいな!と思ったので、今度おいしそうな魚を見つけたら、丸々1匹買ってみてチャレンジしてみようと思います。